徒然風

心に移りゆく由無しことを…

薫る風Pの!超ライブ激伝‼︎! part2

 

 

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前話:ライブ準備編(チケット争奪編)

薫る風Pの!超ライブ激伝‼︎! part1 - 徒然風

 

 

 

 

〜出発前日!ライブ準備編!〜

 

 

 

さあさあさあ!やってまいりました!ライブ前日

 


仕事明けで帰ってきて、飛行機の時間までもうちょいあるな!

じゃ!帰って荷物の最終チェックでもしましょ!

 

 

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チケット!

 


兎にも角にも、これを忘れたら話にならない!

 

一度、別公演のチケットを持っていたことがあってヒヤッとしたことがあります。笑笑

2枚重なってて、後ろにあったんですけどね……

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そんなこと、ライブスタッフさんには通用しません! 

 

 


それ以降、家を出る前車に乗って、手荷物を預ける前、そしてホテルについてから……とチェックにチェックを重ねるようになりました。

 


(仕事でもそれくらいチェックしろや!)

 


最近では、チケットと一緒に身分証を見せなければいけないので、こちらもお忘れにないように!

 

 

 

あとは貴重品!

お金、クレジットカードなど……

 

 

 

 


ぶっちゃけ、

 


チケット、お金、身分証があれば何とかなるんです!

 


いまではコンビニのATMでお金も下ろせるようになったから、いい時代になりましたね?

その分馬鹿みたいに使ってしまうんですが……

 


クレジットカードも賛否あるかもしれませんが、打ち上げとかで料金をまとめて支払うってなった時とかは便利かもしれませんね?クレジット決済だと割引されるお店も多いんじゃないのかな?

 


あとは物販会場で、天海春香のグッズをココからここまで!って買い方もできます

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貴重品類は小さい小物入れに入れて肌身離さないようにしてます。

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一度、帰る間際にスマホを落としちゃったみたいで……(あ……免許証もあったな)

 


結局、最後に立ち寄ったコンビニのトイレに忘れていたみたいで、あの時はホント怖かった……。(免許証はホテルのコインランドリーの中でした……)

 

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Pたる者!貴重品の管理を忘れずに!

 

 

 

 

 

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サイリウム

 


別になくてもいい……

 


でもあったらめちゃくちゃ楽しい!

 


私も最初のライブはミックスペンラ1本だけでした。一応全員のカラーは対応できそうだし、ライブもこれっきりのつもりだったから、これだけでいいかなって……

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中身にフィルムを巻いて、オリジナルペンラにしてます!結構簡単ですよ?

 

 


でもね〜ダメだった……www

あれだけのサイリウムの海をみたら自分もその一つになりたいって思うじゃん!

俺も光になりたいって思うじゃん!

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私もスタンド席になった時の楽しみの一つとして、このサイリウムの海を見るのを楽しみにしています。

サイリウムの光はステージ上のアイドルからもものすごく綺麗に見えているのは本当だと思います!

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アイドルも言ってたよね?

 


ペンライトの光は勇気って!

 


複数持ちでも!一本だけでも!もちろん持たなくても!

私たちひとりひとりの光彼女たちの笑顔になっていたら嬉しいです!

 

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基本的にミックスペンラがあれば全員対応はできると思います。でも……

 


俺はバルログがしたかったんや!

両手バルログが夢やったんや!

カッコええやん!

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ってなわけで、私は今は2017年プロミの公式ペンライトを標準装備にしています。

あとはミックスペンラかな?

もし公式ペンラの電池が切れちゃった時とか、隣の人がサイリウム持ってなかった時にお裾分けできるようにね?

 

 

でもねでもねっ!

 

ライブのたびに欲しくなるのよ!サイリウムって!

全部それぞれのライブで可愛いんだもん!

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でも、ライブ前になるとAmazonなどの通信販売では売り切れが続出するものです!(今はそんなでもないのかな?)

 

 

 


サイリウムは1か月前にはご準備を!

 

 

 

 

 

 

サイリウムの収納!

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ミックスペンラ一本ならまだしも、公式ペンラを複数持ちってなると、ライブ中求められるのは……

 


神速の(ペンライト)抜刀術

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曲の終わりと同時に、耳だけでなく五感を研ぎ澄ませ……イントロがかかった瞬間……

 

 

 

エクスッ……カリバアアアアアアア!

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全てはアイドルの姿を、笑顔を一瞬でも見逃さないようにするため!

 

 

 

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チカラ入れ過ぎて前の席に飛ばしたり、壊したりしないように!

 


そのための大切なグッズとなるのが「コンサートライトホルダー」をはじめとする収納グッズですね!

 


私は公式から販売された「マルチプロデューサーバック」を愛用しています。

 


コンサートライトホルダー(ライブコマンドー)は一度やったことがあるんですが、チョット体に合わずに、結局バックの方を使っています。

余談ですが、シンデレラ4thの神戸公演の時に隣の方が、大和亜紀ちゃんPだったんでしょうね。迷彩服にこのライブコマンドーを装備してたんですよ。ダブルで……めっちゃカッコよかったw

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意外と使い勝手がいいんですよ?

容量もある程度あるから、サイリウムだけじゃなくてUOも準備できるし、名刺とかちょっとした小物も入るからオススメです!

 


どうでもいいですけど、サイリウムを収納するとき皆さんはどうされてます?

私は、サイリウムの持ち手の部分を下にしてバックに入れてます。

 


どうしても会場は暗いので、持ち手が上だと何色かわかんなくなっちゃうんですよね?

 


それでも、たまに間違えて全然違う色を振っていて、あとで気付いてからそっと元の色に戻します……

まだまだ修行が足りん!

 

 

 

 

 

 

服装編!

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ライブに行くとライブTシャツが増えるなんて話をよく聞きますが……

 


私もそのひとりです。

 


職場の同僚からはよく言われます。「そのライブのTシャツってそのライブでしか着らんのやろ?もったいなくない?」

 

 

 

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もちろん。一回しか着なかったシャツもありますよ?申し訳ないことに!

でもね!そんな話じゃないの!

 


先ずね?ライブTシャツは我々の戦闘服なのっ!会場の一体感っていうか、ライブの雰囲気を味わえるんだって!

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もうそれだけで限界以上の力が出せんのよ!俺らは!

 

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次にね、このライブに行ったっていう思い出を形に残せる!

もちろんパンフレットとか後日Blu-rayとかも発売されるけど、その時会場で一緒に汗まみれになって、涙でぐっちゃぐちゃになった相棒は、何者にも変えられない勲章なんですよ!

 


部活を引退した3年生がユニフォームとか、スパイクとか捨てられないのと一緒よ!

 

 

 

最後に!

 


担当のアイドルとかアイドルのみんなに!見つけて欲しいから!

フルグラフィックTシャツとかは見た目のアピール力も半端ないです!

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ステージ上のアイドルの皆さんも、やっぱり自分のアイドルのTシャツを着ている方を見つけると嬉しいのではないでしょうか?(勝手な自己満ですが……)

 


自分を応援する人……そしてアイドルマスターが大好きな人がこんなに沢山いるっていうことを、やっぱり自分たちプロデューサーとしても知って欲しいし……

 


一番はね?そのアイドルにレスが貰えるのがやっぱり嬉しいですよ!

手を振ってもらったりね?目があったりさ?

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10thの時にさ、ミンゴスあさぽん釘宮さんに手を振ってもらったし、舞踏会では、るるきゃんに手を振って貰えたんだよおおおおお!

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あーこのまま死んでもいい…………

 

 

 

その他に個人でTシャツ作ったり、法被を作ったり企画されている方もたくさんいらっしゃいますよね!

法被はある程度大きいですし、背中にイラストがバーン!ってのっていると、「俺がこのアイドルを背負ってんだぜ」って気分になるし、会場で法被合わせとかしたりすると、めちゃくちゃ楽しい!

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うちのアイドルにはこんなにたくさんの人に愛されていたんだなあって……

 


私の美奈子ちゃん法被はライブでたまたま出会ったPさんが法被企画者の方で、「もしよかったらどうですか?」って声をかけていただいてですね!

 

 

 

そんな出会いもあるのも、ライブならではなんだと思います!

 

 

 

あとは……

 


ライブは夏はともかく冬でもめちゃくちゃ汗かきます!

冬場は下にヒートテックと言うよりかは、上に羽織れるものを持っていかれた方がいいかもね。

 


あとは着替えかなぁ……ボディーシートとか……

電車の中が大変なことになるからねww

今回はドームだからあれだけど、幕張メッセであった帰りは途中で某夢の国を通過するじゃない?

 


ちっちゃい子とか家族連れの方に申し訳なくてさ……笑

少しでも臭くないように臭くないように……w

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今回は、もちろんはるるんフルグラフィックTシャツに、法被を!

あとは、限定のライブTシャツは当日物販で揃えよう!

 

 

 

あ……タオルも忘れないように!

 


アイドルマスターにはタオル曲もあるからね!涙を拭くのにも使えるし!

大量に!

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その他のアレコレ!

 

 


アイドルの皆さんにプレゼントを!って方は結構いるかもしれませんね?

私は、最近では色紙にイラスト描いて持っていくことも増えましたが、ほとんどはファンレターです。

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お手紙なら場所も取らないし、自分の気持ちを素直に伝えられるかなと思って

 


事前に書いていくこともあるんですが、今では初日公演が終わってからその時感じたこととか自分の思い出とか自分が頑張ろうって思えたことも含めて、初日の夜から2日目の朝にかけて書いてます。

 

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なので、レターセットは必須!もちろん現地で調達してもいいんですが、便箋とか可愛いのにしたいじゃん!

 


もちろん名前は書くんだけど、いつも送る便箋とかだと「あっ!この前送ってくれた人だ!」って覚えてくれたりするとか……しないとか……笑笑

 


でも、そのアイドルに合ったレターセットにしたいですよね?

春香だったら桜柄にしたり、ユッキだったら野球っぽいヤツとか……。

 


文具屋さんで、そんなのを選んでる時間も結構楽しかったりします!

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あっ!封をする時はのりづけよりも、シールとかでワンポイント止めした方が、中身とか破ったりする心配がなくって、アイドルの皆さんにも優しいかも……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モバイルバッテリー、電池系!

 


TwitterとかLINEとかで、仲間Pたちと連絡取り合ったり、タイムライン警備してたりすると意外と早くなくなってしまうのがスマホのバッテリー……

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モバイルバッテリーはライブには必須です!

 

 

それと……

 

皆さんはサイリウム。ライブ時には常時点灯派?それとも一回一回消す派ですか?

私は常時点灯派なのですが、その分電池の持ちがめちゃくちゃ悪い!当然ですが……

 


初日公演が終わったら、次の日に電池を変えるって作業が待っています。

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この時間がなんか仕事人になってるみたいで、俺はこの時間好き……笑

 


Amazonとかでは箱入りのボタン電池が安くで購入できますのでオススメですよ!

 

 

 

今日も一箱持ってこ!

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アイマス名刺!

 

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皆さんは名刺どのくらい持っていきますか?

 


100枚?200?!

 


てげすげえ!

 


私はめちゃくちゃ人見知りなので、どこかで名刺交換会やっていたり、フォローしていただいている方が投げかけてくださったりすると、そこに勇気を振り絞って参加するような感じです。

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臆病な自分に、イケイケの自分がこう言っています…………

 

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フライド(飛び出せ!)チキン(臆病者)!っと

 

 

 

そのくせ、自分で

「会場に来ました!もしよろしければ名刺交換お願いします!」

なんて呼びかけたりするめちゃくちゃめんどくさいヤツです……

 

 

 

でも、名刺交換は楽しい!皆さんそれぞれ工夫を凝らした名刺ばかりだし、その名刺から

「あっ!〇〇ちゃん担当なんですね!今日はこの曲楽しみですね!」なんて会話のきっかけになるもんね!

 


ま!名刺交換についてはまた話すとして……

 


自宅のプリンターで作ってもそれなりに綺麗なのができるんですが、最近では業者さんに頼むようにしています。

 


お値段も1,000円かかるかかからないかなので、もしに気になっている方がいたら是非是非やってみることをお勧めします!

 

 

 

今日は……とりあえず100枚。どうせ余るじゃろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さてさて……準備するものはこのくらいかなぁ

 


あとは着替えとか、洗面用具いれて……。

 


お土産が多くなった時用で大きめの空のバックをひとつ用意して……。

 

 

 

ヤバッ!もう出発時間じゃん!昼食ってねーぞ!

仕方ない!空港で食べるか!

 

 

 

 

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っと…………チケットは……。

 

 

 

あっ……入れてるね?

 

当日準備編!会場編に続く!

薫る風Pの!超ライブ激伝‼︎! part3 - 徒然風

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薫る風Pの!超ライブ激伝‼︎! part1

 

 

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とある日……

 

 

 

 

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THE iDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD‼︎!2020

開催決定えええええ!

 

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いやいや待ってましたよ待ってましたよ!

 


場所は?どこ?えっ……と……

 

 

 

 


でた……

 

 

 

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TOKYOドオオオオオオオオオム!

 

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ヨシヨシヨシ!最高の舞台じゃないっすか!バンナムさん!一生ついていきます!

日程は?

 


7月の24、25、……26

 

 

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アホじゃん!バカじゃん!3Days? 

 

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一生どころか来世もついてきます!

 

 

 

そもそもキャパってどんくらいなのよ……


50000くらい?アリーナの花道とかステージを加味しても40000人くらいになるんかな……

 

 

 

よしよしよし!そんくらいあればチケット争奪戦もなんとかなるか……な?

 

 

 

チケット争奪戦の前に我々社会人には最大の敵と闘わねばならん……それは……

 

 

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ライブ準備編!

 

 

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全てを乞うP    1843年  ジョシュア レノルズ作

 

 

 

ワイ:係長。あの〜ご相談が……

 

 

 

係長:なんだ?週休表持ち出して!また休みか!

 

 

 

ワイ:(または余計です!)

実は、25日に年休(有給)をいただきたいんですが……。

 

 

 

係長:人数も多いから大丈夫だろ。分かった……

で!どこに行くんだ?

 

 

 

ワイ:え〜っと関東方面へ……

(絶対また笑われるから言うもんか……ライブなんて)

 

 

 

 


係長:(¬_¬)違う……今度はどこでライブなんだって聞いてるんだ!

 

 

 

ワイ:(*´ω`*)(そんなアホな…)

とっ……東京ドームです。

 

 

 

係長:アイドルマスターだな?

 

 

 

ワイ:はい……

 

 

 

係長:行ってこい!バカもん!

この前は名古屋で今度は東京か……よく金があるな!

 

 

 

 

 

 

 


友達の結婚式です!って大嘘きって出てきたけど、その日が平日ライブだったことから「平日に結婚式があるわけないだろ」っと数年経った今でも話のネタにされて以降。

ライブ休暇を取るのがめちゃくちゃ困難になってきた……

 

 

「JRに就職した友達の結婚式なんですよ……。平日しかできないみたいで……」

 

 

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んなわけあるかああああ!

JR関係者の皆様。申し訳ございません。いつもお世話になっております……

 

 

 

 


とりあえず、ライブの日に休みが取れた時点で俺の勝ち!

 


あとはライブの話東京ばななさえ買って帰ればバッチリだ。

東京で最強のお土産って「東京ばなな」だと思うんだよね

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ライブの休みって人それぞれだと思うんだけど、俺は前日入りしてライブ。そしてライブの次の日帰るって日程をよく取るんだわ。

 


空いた時間でその土地の観光もできるし……やっぱり余裕があったほうがいいもんね!

 

 

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シンデレラの名古屋ライブのときはライブの2時間前セントレアに到着。(この時点で入場は開始してた)

ダッシュでドームに向かうと言う強行突破をかましてしまった。

 


電車一本でも乗り過ごすと大遅刻という信じられない行為。事故とかトラブルが起きようものなら……目も当てられない。

事前に……

 


飛行機は一番前の列の通路側に取れば、さっと出れて……。手荷物は回収する時間がもったいない!預けない!空港駅の三番のりばから、○時○分の電車に乗って、そっからこのルートでランニングスピードで走ればなんとか……

 

という綿密な計画を立てたもんだ…

 


みんなは絶対にそんなことしないように!

 

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今回は、バッチリ休みを抑えたから問題ナシッ!

 

 

 

 


〜ホテルと交通手段!〜

 

 

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みなさんは宿泊施設とかどうしてます?

 


ビジネスホテル

 


カプセルホテル

 


漫喫

 


友人宅

 


カラオケ店……

 



 


って様々!

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少しでも経費を浮かそうってするなら、快適性は捨てざるを得ないんでしょうが……

 


私は最近ではビジネスホテル一択です!

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*ツインなのは気にしないでください


以前はですね?カプセルホテルだったんですよ?それもある程度快適な!

大浴場もついてて、そん時はそんなにキツくなかったんですが……。

 

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ある時、無理がたたってライブ後に体調を崩しちゃったんよなあ……

寝るところは個室ではあるものの、結構隣の人との距離は密になっちゃうし……気にする人は気にしちゃうのかな?

 


カラオケ店も一回だけあるけど、あれは……体が起きたらガタガタだったw

若かったなあ俺も……。(今いくつなん?)

 

 

 

その点ビジネスホテルなら個人の空間はバッチリ!ライブ終わってベットの上でダラダラ出来るってのは……。この味を覚えたら逃れられんなあ。

 


疲れた体に湯船のお風呂は最高だし、よく使ってるホテルは無料で朝ごはんまでついてくるので至れる尽くせりです!

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ま……ここに関してはお金の問題もあるし、価値観もあるだろうからコレって正解はないんだけどね?

 


旅行好きからしてみたら、ホテル比べができて楽しいですよ?笑笑

 

 

 

 

 

ホテルなら、荷物の預かりもしてくれるし、ライブ前に身軽になって秋葉原で買い物ってのも全然ありですね!

 


あとね?コインランドリーのあるホテルはありがたい!

1日目に着たTシャツとかタオルとか2日目も着たいときあるじゃない?あと夏場だとホテルの部屋が汗臭くなるんよね?そんな時はホント助かる!

部屋が変な匂いしてくるんだもん……気をつけてもさ……

 

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たまに、コインランドリーでPらしき人に鉢合わせるけどね?それもまたいいもんですよ?

 


「あ……お疲れ様です」って声かけあったりすると、ライブ終わってからも嬉しい気分になりますね!

 

 

 

ただし!駅付近のホテルとか、会場近くのホテルはバンバン埋まっていくから、早めに確保するべし!

 


ミリオン6thの追加公演が決まったときには、マリンメッセから打ち上げ会場までの間に確保したけど、それでも付近のホテルは埋まりつつあったなあ……

 


あの時の歩くしかばねの集団は忘れない。

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い……15,000円……。

 


私の住んでる陸の孤島から東京方面への移動となると必然的に飛行機ってことになるわけで……。

ライブ遠征最大の出費が飛行機代ってことになる。

 


もちろん早割とか活用すればある程度は抑えられるんだけど、それでも痛いよなあ。

 

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最近ではLCCも運行するようになったから、往復1万円切るか切らないくらいで移動できるようになったのはありがたい!

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でもね?個人的に羽田空港が好きだから、ほぼほぼLCC使わないんだけどね?(意味ねーじゃん)

お土産いっぱいあるし……

 

 


ってなわけで、今回はザキミヤ空港発、羽田行きの全日空に決定!

 


往復で32,000なり!

 


あーまた働こ……

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それ以外の交通手段っていったら、福岡公演のときは高速バスになるんだけど、自分が乗るバスが3列シートだった時の嬉しさよ!

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すこーしだけ横の間隔が空いてるだけなのに、それだけでリラックスできるし、女性の方とか特に安心できるんじゃないでしょうか?

 


私?わたしは隣が女性の方だったりするとデレステとかミリシタが出来ないチキンなので、ひたすらアイマスソングを聴きながら精神統一をはかってます。

 

 

 

2時間に一回くらい休憩でSAにはいるんですが、トイレから帰ってくると自分の乗ってたバスが分からなくなってる時があるんですよね……

 


自分は一度全然違うバスに乗りかけたことがありました……若き日の思い出です……。

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どうでもいいかもしれませんが、私は空港で搭乗時間を待ってる間バスでの移動中アイマスソングを聴くのがめちゃくちゃ好きなんです!

 


「あ〜この曲は今回歌ってくれるかな?」

 

「これは絶対するやろ……」

 

「この曲は……あ〜あの公演で初めて出会ったんだわ〜」

 

 

 

そんな他愛のない時間がめっちゃ幸せw

 

 

 

 

 

 

〜ライブ準備編(チケット争奪編)〜

 

 

 

じゃじゃじゃあ!

休みも取れて、交通手段も確保できたら、いよいよ!

 


チケット争奪戦!

 


これだけは言えます。

 


大切なのは……

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右手に勇気を。左手に涙を。

心に優しく、愛を抱きしめること……

 

 

 

ほんじゃ!行きますよおおおおお!

 

 

 

 

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ズダダン!ズダダン!嵐が渦巻くリングに!

(ライブ開催決定!チケット販売の日程発表!)

 

 

 

今のアイマスのライブのチケットの流れとしては、

 


一回戦:アソビストア会員限定先行

二回戦:CD先行、ゲーム先行

三回戦:Web先行

勝戦:一般発売(先着順)

 


復活戦:機材席、見切り席開放

 

 

 

となっています。

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ズババン!ズババン!奇跡の勇者が生まれた!

(自分の戦うリングを決めよう!)

 

 


アソビストア会員は年会費制で4,980円だったかな?

この会員になっているからチケットが当たりやすいってわけでもないんだけど、私はありがたいことに、この先行抽選でチケットが当たることが多くて助かっています。

 


ただ、一番最初の先行だからといって席が神席かと言えばそうでもない……。場所によっては見えづらいところもあるし、なんならLVの方がいいのでは?ってこともあるよ?

 


でも、そこはそこ!

現地でライブの雰囲気。音圧。そしてみんなで同じ空間にいるってものは、会場じゃないと味わえない特権ですよね!

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いまではトロッコとかの演出も増えてるから、一概に後ろの席が悪いとは言えないんよね

 

 

 

 


CD先行は、特定のCDにシリアルナンバーが入ってて、それが応募する権利になるわけ!

どうなんだろう?たくさん買った方が当たりやすいんじゃろか?

 

 


自分もCDを積んだって経験は10thの時くらいで、あとはそれぞれ一枚ずつって感じかな?

うちの地元、アニメショップが一軒しかないから、たくさん買いすぎちゃうと申し訳ないでしょ?

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今はネット通販とかがあるからそうでもないのかな?

 

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一般販売はね〜ほぼ運w

 


自分も一度しかないよ?

デレの舞踏会の時でね?ファミポートから買えたんよ!良かったあ!その日授業なくって!

 


ものの10秒で決着がつく光速の鉄拳……

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この前聞いたのは、Wi-Fiよりもネカフェの有線LANがいいよって話を聞いたので、今度試してみよ……

イアホン片耳に、ネット時報聴きながら時間と同時に撃てえええええ!!

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背中は夕陽を 唇は未来を

瞳は果てない夢を見つめて

自分の大好きなもののために、日頃から頑張ってきたんたんだ!

その背中に背負っているものは軽くはないぞ!あとは最強の自分をイメージするだけ

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イメージしたゴッドフィンガーでその左ボタンを押せえええええ!

 

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熱く Fight! Oh! Fight! Oh! アイマスP!

逆転マジック 1.2.3

 


(当落発表日だ!この日ばかりは大食漢のワイも昼ごはんが“すきや”のキングサイズしか入らないぜ!)

*やめようよ……どこのお店がいいとかって話は……

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さあ一枚目はどうだ……

 

 

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二枚目は……

 

 

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ラスト、三枚目……

 

 

 

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倒れるたび胸に響く 友情のため

 


(Pの仲間たちはどうだ?連番相手は?アイツに為にも絶対当ててやっからなぁ!)

 

こういったときに、同じ趣味の仲間、友達つながりだと感動の共有もできるし、実際ライブに行ったときにも一緒に回れたりして楽しさも無限大ですね!

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燃えて Fight! Oh! Fight! Oh! アイマスP!

マッスル・スパーク Go Go Go

仕方ない!CD先行じゃ!初日は当たったけど、あと二日目、三日目がまだじゃ!

 

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これじゃ、何のために休みとったんかわからんよ!

せっかくの15周年の祭りじゃあ!ここでいかねば誰が行く!

 

 

 

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決めろ!7000万パワー!マッスルスパーク!

(結局、CDを各3枚ずつ積みました)

 

 

 

 


カッコつけた言葉じゃない

強さを見せてくれ

 

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注:チケットが当たった人は、入金日が意外と短いので早めにお支払いを!

 


あとはチケットを無くさないように!

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準備編前日へ続く……

薫る風Pの!超ライブ激伝‼︎! part2 - 徒然風

 

 

 

天海春香ってどんな子?: ||

 

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(ピンポンパンポーン♪ここではアイドルについて、なんやかんや書きなぐってます。自分では自分用の日記として書いてます。私にとっての天海春香です。100人のPさんがいれば100人の天海春香がいます。是非みなさんにとっての担当アイドルを探してみてはいかがですか?)

 

*以前にも、春香の魅力についてブログに書いています、もしよろしければご覧くださいね

 

天海春香ってどんな子?」

https://kaorukazetoharukaze.hatenadiary.jp/entry/2018/12/11/225123

 

天海春香ってどんな子?破」

https://kaorukazetoharukaze.hatenadiary.jp/entry/2019/07/24/133534

 

天海春香ってどんな子?急」

https://kaorukazetoharukaze.hatenadiary.jp/entry/2020/04/11/120251

 

 

 

 

結局のところ、私は彼女のどこに惹かれたんだろう。

 

 

 

皆々様方!おはようございます!こんにちは!こんばんは!ハロー!

 

 

 

私の住んでいる地方では梅雨明け間近!

いよいよ夏本番ですねっ!皆さん!夏休みのご予定は出来ましたか?

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えっ?……私?

 

もう私は彼女海行って、ドライブして…… 花火大会に行って……

 

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……コホン  話をアイドルマスターに戻しましょう!

 

 

 

 


先日、私の参加させていただいた天海春香学会誌」企画のインタビューを受けさせていただいたのですが、

 

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改めて、天海春香学会誌のインタビューを受けていく中で、自分の中で一つの疑問がわいてきました。いや、答えを見つけるのを先延ばしにしてきただけなのかもしれないんですが……。

 


インタビューの中で、私はこのように答えてるんですね?

 

 

 

アイドルマスターのアイドル達は少なからず、始めは普通の女の子成分?があると思います。それが春香は特出している様に出会ったときから感じていました。

ここでは描ききれない様な沢山の女の子らしさ、歌とお菓子が大好きで、前のめりな女の子である春香の魅力をどう出したらいいかなと考えた時に、やっぱり日常とか友達関係だったり、普通の恋愛だったり、そんな部分を描けたらいいなと思い、文章、イラスト共に普通の女の子である"天海春香"を表現してみました。

 


って……

 

 

 

そう。普通の女の子。どこにでもいる女の子。

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多分私の中でこの言葉が彼女に対するキーワードだと思うんです。

 

 

 

じゃあ、普通の女の子ってなんなのよ!って話ですよね?

 

 


もし、天海春香という女の子が、今私の隣でコーヒーを飲みながら友達と駄弁ってる女の子なら、んんんn〜まあ分かるでしょう。

 


でもね?彼女はアイドルなんですよ。絶対的に普通じゃないですよね?普通の括りからすれば!

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最初に天海春香という女の子について考え始めてから、早2年が経とうとしています。

 

はじまりは彼女のソロライブのセトリを作ってみようというのがきっかけでした。

 

 


そこから、 それぞれの視点?っていうかその時の私の思いからブログを書いていきました。

 

 

 

私もね?これでも春香Pの端くれなんです!

大好きな女の子のためなら、どんなことでも頑張れるんです!その子についてもっともっと知りたくなるのが男の子ってもんでしょうが!(子?)

 

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でも、そろそろここらで一区切りをつけなければいけませんね?

 

 

 

ってなわけで!いつもながら前置きが長くなってしまいましたが!

 


天海春香ってどんな子?: ||です!

 

 

 

 

普通の女の子って、どんな子なんでしょうね?

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〜じゃあ普通ってなんなのよ!〜

 

 

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ここで、ひとつだけ弁解しておくと、俺!アイドルの天海春香がキライとか全然そんなんじゃないからね?これは声を大にして言いたい!

 


ステージ上で思いっきり好きな歌を歌って、みんなと一緒に、もちろんファンのみんなも合わせて一緒に夢を見続ける彼女にどれだけ勇気と元気をもらったことか……

 


する?ここで?好きなステージ衣装の話とか?途方もなく長くなっちゃうよ?

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しちゃう?好きな歌の話とか?よーし!酒持ってこーい!

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多分ね?ここで自分が言いたい事って、そういう括りの話じゃないと思うんだ。

 


春香って、ステージ上でも舞台上でも、テレビの収録でも、ロケ中でも……学校でも、部活中でも、家でも!

 


どんなところでも、いつだって普通の女の子だから俺は好きになったんじゃないかって思ってる。

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決して他のアイドルが、テレビの中とかステージ上では猫かぶっているかっていったら、そうじゃないでしょ?


それは、これを読んでくださっている貴方が一番よく知っているよね?

 

 

 

 


以前私の書いたブログ。

所々で春香をめちゃくちゃ凄い人のように書いてる部分があったのね?

 


夢を追いかけ続ける強さであったり、自分の理想とする姿を思い描くチカラであったり。

ぱっと見、こんな人って普通じゃない、普通じゃないっていうか……んんん!なんというかな〜

 

そんなにいないですよね?(ニゲタナ……)

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確証は持てない。全部が「多分……だと思う。」になってしまって悔しいんだけど、

 

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春香という女の子を、自分は女神様のような存在として見ていたんじゃない。

 

 

 

 


普通って言葉って難しいですよね?

 

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例えば、アインシュタインエジソンのような、いわゆる“天才”って呼ばれる人は普通じゃないのでしょうか?

 


例えば、体にリスクを持っていらっしゃる方々は普通じゃないのでしょうか?

 


世間一般の多数派が普通なのでしょうか?

 

 

 

大好きなものの場所ですから、こんな話はここまでにしたいですが、私が天海春香という女の子に思い描いている“普通”はこんなこととは絶対違う!

 

っと思う 笑

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〜春香はいま……〜

 

さてさて!話が軽く脱線しかけてしまいましたね。

 


でわでわ、話をはるるんに戻しましょう!


私が天海春香Pになったきっかけといえばアニマス24話なのですが、もう一つだけあげてもいいですか?

 


アニマス11話「期待、不安、そして予兆」なんです。

ファーストライブ前のみんなの風景を描いた1話ですね。

 

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実力テストの時期に合わせて、ついに発表された感謝祭ライブ!

まだまだ無名な春香たちにとって、大きな舞台に立つことは一つの夢が叶う瞬間じゃないでしょうか。

 


夢が叶うという大きな期待希望と同じくらい、初ライブに対する不安や前に進むことへの怖さが顔を出してくるものですよね。

 


そんな中、このお話での春香の姿勢に惹かれたのを今でも覚えています。

 


ダンスのパフォーマンスのレベルを落とすって話になったときに、春香がかけた「ダイジョウブ」って言葉

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そして、休憩の合間に竜宮小町の練習風景をみて不安を募らせるみんなに対して、「早くあんな風になりたいよね」

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この大丈夫って言葉の心強いことと言ったら……

なんなんでしょうね?

 

 

 

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私ね?MSSの存在を知るまでは、「笑って!」ってこの1話のための曲だって思ってたのね?(アニメ書き下ろし?)

頑張るぞ!ってガンガンポジティブな曲じゃなくて、「笑って!」の様なバラードなのもいいですよね!

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このダンスのレッスンとか歌のレッスンが終わって、ウチに帰ってさあテスト勉強だ!って場面での春香の心境のマッチしてたから違和感が全然なかったのよ。

 


あの付箋でテスト範囲とか今日やる範囲の目印にするのやってたなあ

 


この時の「笑って!」の手紙は誰に宛てた手紙なんでしょうか?  

今の春香未来の春香に宛てて書いた手紙なのか、

今の春香今の春香に宛てて書いた手紙なのか。

 


今は後者の方が好きだな

 

 

 

周りのみんなには「ダイジョウブ!」

 


自分自身には「頑張ろうっ!」

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感想あげればやっぱりキリがなくなっちゃうんですけど、久しぶりにこの11話を見て思ったのは、

ここの春香の何が好きかって、今この瞬間を一生懸命過ごしている。ってところなんだと思うんだ。  

その延長線上に未来があるわけで……。

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自主練に一生懸命になりすぎて終電逃して千早ちゃんの家にお泊まりすることになった場面。(これも春香らしいっちゃ春香らしいのよね!)

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千早ちゃんの「どうしてアイドルになったのか」という質問の裏で流れていたBGM。お気づきでしたか?

 

 


GO MY WAY!! GO前へ‼︎

頑張って行きましょう

一番大好きな

私になりたい!

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〜あなたがふつうのおんなの子だから〜

 

そんな、今を真っ直ぐにどこまでも全力に進んでいける彼女。

 

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誰もが認める「ふつうのおんなの子」ってそんなのとんでもない才能なんじゃないでしょうか。

 


「ふつう」ってはっきりとした答えはないものの、なんとなくすべての人が「イイよね!」って感じられるものから集まった「理想像」なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 


ここから先は私の勝手な主観が入っています。「ふつうのおんなの子」が理想とか幻想だというなら、私個人の天海春香っておんなの子はこうあって欲しいって願いが込められていると思うから。

 

 

 

私たちは日々、何気ない毎日を送っています。お仕事に行って、学校に行って、家族と過ごして、友達と遊んで……。

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きっと春香も一緒です。

春香だけじゃない。アイドルマスターのどのアイドル達も私たちとそう変わらない毎日を過ごしているはずです。

ちょっとだけ違うのは、彼女らや彼らがアイドルであるという部分だけ。

ただそれだけなんです。

 

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では、どうして私はそんな彼女に魅力を感じたのでしょうか?

 

 


大きな優しさではなく、精一杯の優しさ。

不器用だけど、あったかい優しさという春香らしさを持っていたから。

 


単なる憧れではなく、春香自身の夢を真っ直ぐに願っているから。

 


そして、夢の先。自分自身の理想とする未来を見つめているから。

 

 

 

 

もちろん、それもあるでしょう。

 

 

 

 


ただそれ以上に……いやいずれの根っこに、

 

 

 

天海春香という「ふつうのおんなの子」と私たちが一緒だって部分があるのではないでしょうか。

 

 

 

今、この1秒1秒を一生懸命に過ごして、自分には出来ることで周りの人を支えて応援して、反対に助けられる日常を大切にしている。

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思うようにいかなかったり、予想外のことが起きたり、未来に不安になったり、つまらない毎日だってあるでしょう。

春香だって、今でこそリーダー的な立ち位置になったり、まとめ役になったりのイメージがありますが、すぐに落ち込んだり、拗ねたりいじけたりします。

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大切なのはとびきり100%の喜びではなく、

99%悪いことで1%しか良いことがない日だったとしても、過去をいつまでも悔やむのではなく未来を待ち焦がれるでもなく、今この瞬間を最大限に楽しむこと。

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そして、決して彼女はひとりなんかじゃありません。

その瞬間瞬間には、たくさんの家族との繋がりがあって、

春香はみんなを頼りにしてる。

 

みんなも春香を頼りにしてる。

 

 

みんなといっしょに……

 

これが全てじゃないでしょうか。

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そのちょっとした心をもっていることが、春香の凄いところであり、私が惹かれた部分なんだと思います。

 


しかも、その心自体は誰だってもう既に持っている。

持っているからこそ、その心を自身の中で見つけられている「天海春香」という「ふつうのおんなの子」にどうしようもなく惹かれていったんじゃないでしょうか。

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だから、私にとって「天海春香」とは?という質問にこう答えんだと思うんです。

 

私にとって天海春香とは。

 

"ヒーロー"であり、目標です。

 

いつかは隣に立ってみたい。

 

 

だけど今は少し前を。

届きそうだけど、

少しだけ手の届かない位前を

一緒に歩いて欲しい女の子です。

 

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余談かもしれませんが、

Mr.Childrenさんの歌「花〜Memento-Mori〜」のなかにこういう歌詞があります。

 


等身大の自分だって きっと愛せるから

最大限の夢を描くよ 

 


等身大と「ふつう」は少し違うかもしれませんが、

 


「ふつう」「等身大」と「最大限」という相対する様な言葉が並んでいるのには、

 


等身大=100%ということ

 


120%の限界以上に無理はしなくてもいい。ダイジョウブ

でも90%だったら、あと少し頑張れるよね

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天海春香ってどんな子?〜

 

 

では、最後になりました。

今まで少しずつですが天海春香ってどんな子?」ということを自分なりにそこはかとなく考えてきました。

 

 

 

 

…………天海春香ってどんな子なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局のところどんな子なのか分からないんです。

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もちろん、色んな魅力は見つけられました。

私が惹かれた部分もなんとなくですが、言葉にできました。

 

 

 

でも、万人に説明するのにはとてつもなく不十分なんです。

 

 

でも、

当然なのかもしれません。

自分自身のことも何もわかっていない私が、他人である天海春香という「ふつうのおんなの子」のことについて分かるわけがないんです。

 

 

 

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でも、これだけは共通しているのかもしれない。

100人のアイマスPがいれば、100人の天海春香というおんなの子がいる。

天海春香という器は同じでも、中身はそれぞれがこれまで歩いてきたアイドルマスターという道そのものなんじゃないでしょうか?

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春香と一緒に歩いてきた道

 

 

 

ひょっとするとアイドルマスターというコンテンツに限った話ではなく、今まで自分が歩んできた人生も影響して……。

 

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だから、そんな美しくて尊くて、かけがえのない思い出だからこそ、簡単には言葉にできなくて形にできなくて、表現しようのないんだと思います。

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冒頭でこの論点に一区切りつけると言いましたが、まだまだ無理なようです。なんなら振り出しに戻ったような……

 


そのはずです。なんでってまだまだアイドルマスター天海春香は歩いていくから。

 


その道のりがある限り、天海春香というおんなの子の中身は……

 


いや、春香だけじゃなく、他のどのアイドルの中身は色濃く鮮やかで豊かなものになっていくんだと思います

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いかがでしたでしょうか?

もちろんこれが正しいとは全く思っていません!春香に誓って!

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後半自分でも何書いてるか分からなくなってしまいましたが、この想いだけは絶対!

春香が大好きだってこと!

 

だって、ふつうのおんなの子である前にめちゃくちゃ可愛いじゃん!もうそれだけで……

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これからも色んな方々とお話ししたり、ライブにいったり、絡んだりしながら、もっともっと春香のことをそしてアイドルマスターのことを好きになっていけたらいいなと思うんだよね。

 

 

これから先、どんな景色が待っているんでしょうか?

どんな未来でも、輝きの向こう側への可能性はいつもここ、今にあります。

 

その向こう側への旅路を、アイドルのみんなとそして今まで出会った人たちみんなと進んで行けたらいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

ねえ?春香。

最初に出会った日覚えてるかな?

 

あれからいくつ経っただろうね?

 

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最後に……

 

1日早くなってしまいましたが、

アイドルマスター15周年。

 

本当におめでとうございます。

かけがえのない思い出と宝物をありがとう。

 

天海春香ってどんな子?急

 

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(ピンポンパンポーン♪ここではアイドルについて、なんやかんや書きなぐってます。自分では自分用の日記として書いてます。私にとっての天海春香です。100人のPさんがいれば100人の天海春香がいます。是非みなさんにとっての担当アイドルを探してみてはいかがですか?)

 

*以前にも、春香の魅力についてブログに書いています、もしよろしければご覧くださいね

天海春香ってどんな子?」

https://kaorukazetoharukaze.hatenadiary.jp/entry/2018/12/11/225123

天海春香ってどんな子?破」

https://kaorukazetoharukaze.hatenadiary.jp/entry/2019/07/24/133534

 

ねえ?知ってる?  桜の木の下には女の子が眠ってるんだって。

 


桜美しい季節4月!

みなさま!おはようございます!こんにちは、こんばんわ、ハロー!

バタバタと慌ただしい風情ですが、いかがお過ごしですか?

 


えっ……私?

わたしは今の職場に2人後輩ができまして、嬉しい反面どのように接したらいいのか不安な日々を送っています。

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ああ!わたしの話はどうでもいいですな!でも、あながち間違いじゃないんですよ?

 

 

 

 

 


さてさて、話をアイドルマスターの話に戻しましょうか!

 


みなさんが、最も影響を受けたアイドルマスターの作品って何ですか?

 

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アケマス?アニマスシンデレラガールズSideM? DS? ザワワン?まなマス?……ゲッサンミリオン?リBC?シャニマス? その他ゲームでのコミュ?

 


人それぞれだと思いますね

 


私は、シンデレラ生まれの765AS育ちなのでアニマス“ムビマス”が自ずと私を支えてくれている原点になっています。

中でも、ムビマスはそのひとつの集大成(MASTER PIECE)という意味において多分これからも大きな存在であり続けるのではないでしょうか。

 

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先日!

 

とあるフォローしていただいている方とお話をする機会がありまして……その一部を抜粋(簡略)しますと、

 

 

 

「ムビマスの“私は、天海春香だから”がなぜ“私は、私だから”ではないのか……」

 

「面白い視点ですね!私もそこには気づかなかったです。私ではなく、天海春香なのか」

 

「普通、“私は、私だから”で事足りると思うんですよね……」

 

 

 

 

 

おお!そこに突っ込んじゃいますか!

確かにその通りなんじゃないでしょうか?

 

まあ、演出上のいち表現だと言われてしまえばそうなのかもしれませんが……

 


私もね?春香Pの端くれですよ!妥協はしたくないわけよ!

大好きな女の子のことですよ?その子のことについてもっともっと知りたいじゃん?

男の子だもん!←(子?)

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ってなわけで、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが!

久々の天海春香ってどんな子?」です!

 

天海春香にとって天海春香とはどんな子なのでしょうか?

 

 

 

 

〜アナタは私?〜

 


問1  次の(  )に当てはまる言葉を書きなさい

 


   私は(      )だから。

 


答え1    私は(私)だから。     おお!模範回答じゃん?

 


答え2    私は(アイドル)だから。  なるほど。アイドルマスターらしい答えよね。

 


答え3    私は(リーダー)だから。  ああ!この場合はしっくりくる!コレじゃね?

 

 

 

さて、皆さんはなんて言葉を当てはめましたか?

 

ちなみに私の出した答えは……(変態)でした。

 

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「訴えるぞ?」

 

……コホン……。すみません、私はお慕いしております。

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そもそも、春香はこのセリフを、先輩としての上の立場で言ったのでしょうか。

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劇場版での春香たちの立場は、アニメの出来事を受けてそこから一段階成長した姿として描かれています。だから当然可奈ちゃんや志保ちゃん達ミリオンスターズの子からすれば「先輩」として見られているはずです。

劇中の会話を見ても春香の「先輩としてなんとかしなくちゃいけない」という葛藤が至る部分で見え隠れしているように思えます。

 


あるいはアニメ23話〜25話の出来事を受けて可奈ちゃんを自分を投影して見ているのでしょうか。

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春香の見失いかけていた「自分がアイドルでいることの意味」。春香の「みんなで一緒に」という気持ちに気付いた765プロという家族。

この時の自分の姿と可奈ちゃんの姿が同じに見えたことによる、春香の優しさだったのでしょうか。だとすれば、ここのシーン。裏で流れていたBGMが「私たちはずっと……でしょう?」だったことにも頷けます。

 

 

 

おそらく、ここの心情を知り得ることは難しいでしょう。分かるとすれば春香本人に聞いてみるか、もしくは中村繪里子さんに聞きに行くしか……。

いや……そんなことしたら捕まっちゃうし……

 

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…………。
なので、ここからはあくまで1人のプロデューサーとしての想像(妄想)として聞いてくださいね?

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皆さんはこの「私は〇〇だから」というフレーズをどこで使いますか?

まあまあそんな使うシチュエーションってないですよね。じゃあどこで使いたいか!で考えてみましょう。

 


*(注) ここから表現がかなり痛くなります。ご注意を!

 

例えば、私がとある仮面ライダーだったとしましょう。

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〜とある悪の組織に自らを改造されて、ライダーとしての力を持ってしまった。

 


ある日、とある怪人と対峙した際にその事実について言及されてしまう。

「お前のもっているチカラは我々(悪の組織)と同じモノだ」と。

 


動揺するライダー……。怪人はこれでもかと畳み掛ける。

 

 

 

しかし、ライダーは本来の心を思いだす。そして強い意志で立ち上がる。

「たとえ人じゃなくても、アンタと同じ力を持っていても俺とアンタは違う。」

「俺はこの力を、愛と平和のために使う。それが俺の信じた仮面ライダーだ!」〜

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…………   (仮面ライダービルド32話より)

 

 

 

さて、私が使うとしたらこのシチュエーションなのですが、

 


上のシチュエーション。

ここでは、怪人と同じ世界を滅ぼすチカラを持っていたとしても、自分はそのチカラを平和のために使おうとする。仮面ライダーになろう」とする想いが込められているのではないでしょうか?

 

 

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つまりここで、なにが言いたいのかというと、「私は〇〇だから!」の〇〇部分には「自分のなりたいモノ」いわゆる「理想とするもの」を入れるような気がするんですね?

 


さて、話が脱線しまくりで申し訳ないのですが、話を春香の話題に戻します。

この定義からすると「私は天海春香だから」の「天海春香」は春香にとってなりたいモノであることになりますね。

 


ムムム!何言ってんだ?

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もう一つ私がこの(  )に当てはまりそうな言葉を探してみたら、こんなのでもいいんじゃないかってものがありまして……

 


「私は(765プロのアイドル)だから。」

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恐らくアニメでの出来事を経験した彼女たちにとっては、アイドルとしての夢を諦めようとしている可奈ちゃんを支えようとするはずです。同じようにアイドルとしての意味をなくしかけた春香なら尚更ですね。

 

 

知ってる人知らない人関わらず、誰にでも手を差し伸ばす春香は、きっと「誰かの優しさ」や「思いやり」を誰よりも知っているのかもしれません。自分も親切にされて嬉しかったから、助けられて心強かったから、私も出来ることをやってみているのではないでしょうか。

 

 

 


でも、なぜ春香はここで765プロという全体ではなく天海春香という個人としての言葉を選んだのでしょう。

 

アニメであれだけ「765プロ」というひとつの団結を示していながら……。

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春香にとってなりたいものは天海春香

 


「みんな」ではなく「自分」

 

 

 

 

 

 

〜それが自分になる〜

 

 

私はね?こう思うんです。

 


春香にとって、天海春香という存在が「理想像」なんじゃないかって。

 

春香の思い描いている。こうなりたい!こんな自分でいたい!という理想こそが「天海春香」という言葉を選んだ理由なのではないでしょうか。

 


もしも、アニマスの最終話の姿が春香の完成された姿なんだとしたら、この言葉はでてこなかったでしょう。

 

もしも、劇場版でのアリーナで想いを話す姿が理想なら、春香はここまで悩まなかったでしょう。

 

 

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可奈ちゃんとの電話のシーン。

電話でのやり取りの前に、可奈ちゃんへメールを送っていますね?その際に……

 


「もどかしいなぁ…………。……ちょっとだけなら自惚れてもいいよね?……お願いっ」

と自分に言い聞かせています。

 

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自惚れるって「実際以上に自分を優れていると思って得意になる」って意味らしいのですが、春香って実際問題自惚れたりするような子じゃないですよ。それでもそこまで言わせる。いえ……言おうとするだけ、もがいて、足掻いて自分が理想と思っている姿になろうとしているんじゃないでしょうか。

 


春香がなりたい「天海春香」という先輩は可奈ちゃんにこんな言葉をかけてあげるんじゃないかと思った故の行動だったんだと思うんです。

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アイドルマスターはアイドルのお話であると同時に、ひとりひとりの人間の成長物語でもあるはずです。

 


「私は天海春香だから」

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この言葉が「私」「リーダー」ではないのには

=今までの私、アイドルとしての私。(過去と現在)

リーダー=先輩となった。みんなのリーダーとしての私。(現在、責任)

 


過去や今の自分ではなく、春香自身が「夢としての(天海春香)」という未来の姿を見つめていたからではないかと思うのです。

 

 

 

では、なぜ?みんな(765プロ)ではなく自分(天海春香)だったのか。

 

 

 

その答えのきっかけは意外にも物語の一番最初に表れています。

眠り姫の劇場予告が終わって、歌マス(THE  iDOLM@STER)の中のオープニング!

いやはや!何度見ても何回見てもこの瞬間はワクワクしますね!

 

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ここの場面。765ASの面々がそれぞれの活動をしています。

美希はハリウッドデビュー。真は雨の中アクション映画の撮影。伊織は球場で始球式。

そして、春香はアイドルアワード個人賞の受賞。

 


そう。個人としての活動にも軸を置いてきているのです。

 

 

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アニマス24話。春香はあれだけみんながバラバラになるかもしれないと思い悩み、自分が壊れてしまう経験までした。そんな思いまでした春香はこの個人での活動をどんな気持ちで送っているのでしょう。

 


春香の思い描いていた「みんなでいっしょに!」恐らく初めの頃は甘えた考えだったのでしょう。

 

みんなで一緒に歌を歌って、みんなで一緒にお仕事をして、みんなで一緒に過ごして……。

 

そんなの無理に決まってます。

 

しかし、あの体験からそして劇場版の出来事から……
それぞれの道を歩むということの必要性。でも、そのことは決して765プロがバラバラになることではないのだと。道は違ってもたどり着く先はきっと同じだと信じているから。

 

 

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あの時の経験から春香は家族をそして自分を信じることを学んだのではないでしょうか。

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春香たちが新たに獲得した「みんな」の概念は大きく広いもの。「今までの全部」どれひとつ欠けても春香の理想とする最高のステージにはならない。だから「今の全部で」、自分たちのもてる全ての力で。それが新しい「みんないっしょに」です。

 

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かつ、春香には精一杯の優しさ。不器用だけど、あったかい優しさという春香らしさがあります。そんな彼女の優しさがあるからこそ、

春香という灯台のもとにそれぞれの道を歩いてたアイドルたちはいつだって帰ってこれるんだと思います。

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だから結果として、「みんなでいっしょに!」という甘っちょろい戯言も春香の前では現実になってしまうのかもしれませんね。

 

 

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話は少し未来の話になりまして、ミリオンライブ・シアターデイズで「LEADER!!」

が登場した際、ここでのLeaderのには「先導者」としての意味に加えて、「先駆者」としての意味もあると言われていました。

 

 

 

「i(アイ)を歌うから、どんな自分にも。ありのままずっと、私たちleader。」

ここでの「アイ」がi(私)なのは、765プロのみんながそれぞれに「自分自身の理想像」を掲げてそれを追いかけ続けているからこそなのかもしれません。

 

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「私を歌うから」「愛を歌うから」 ワタシが自分自身を受け入れて、みんなだけじゃなく自分自身のことももっと好きになって……

そういう想いもあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでなぜ彼女が「私は天海春香だから」という言葉を選んだのかを考えてみました。

 


春香が天海春香」というひとつの理想を追い求めているからこそ、あの部分の言葉は天海春香じゃなければならなかったんだと思います。

 

 

 

 

前回の「破」で私は、春香にとってアイドル≠憧れ だとしました。

天海春香にとって夢は「アイドル」です。これは紛れもなく。

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……でも、もしも、もしもですよ?アニメや劇場版。その他ゲームでの世界線全ての経験、出会いを経て、彼女の夢が変わっていたとしたらどうでしょう?

 

具体的な形は分かりません。トップアイドルなのかも、女優なのかも……。

 

 

でも、春香の夢が「アイドル」すらも通過点とした大きな夢に変化していたとしたら……。

 

 

 

何も夢はずーっと同じものじゃなきゃいけないことなんてないはずです。

 

以前にも触れましたが、「憧れ」は他人のもの。「夢」は自分だけのもの。

その名の通り……

夢は自分を叶えるために生まれた証だから。

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天海春香にとって天海春香とは自分の思い描いた「理想」であり「夢」だから!

この先の未来の姿があの一言に込められているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この劇場版のポスターにはこのように書かれています。

 

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さてさて、このことが今日話した話題のことなのかどうかは……。また別のお話。(笑)

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

もちろんこれが正しいとは全く思っていません!春香に誓って!

 


後半自分でも何書いてるか分からなくなってしまいましたが、この想いだけは絶対!

春香が大好きだってこと!

 

 

 

今回はとあるプロデューサーさんとのお話からこのような話題に繋がりましたが、自分だけではこの子については全然見つけられない魅力があるんです!それがこの子の難しいところなんです!

 


これからも色んな方々とお話ししたり、ライブにいったり、絡んだりしながら、もっともっと春香のことをそしてアイドルマスターのことを好きになっていけたらいいなと思うんだよね。

 

 

 

 

 

 

ねえ?春香。

最初に出会った日。覚えてるかな?

 


あれからいくつ経っただろうね?

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【春香SS】ラジオとお便りと日向ぼっこ〜10years after 〜

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あの頃の俺は何もかも自暴自棄になっていた。

 

 

特に勉強ができるわけでもない。というか下の下……。クラスでも特に面白いこと言ってみんなを笑わせられるわけでもない。どちらかといえば休み時間に本読んで過ごしているほう……。

唯一、自信を持っていられた部活も大きな大会に出場は出来たものの、引退してしまえば「ハイそれまで」で、特に大学から推薦が来るわけでもなかった。

 

そのくせ、「自分の夢」ってのは馬鹿みたいにしっかり持っていて、実力が伴っていないのに……。

 

 

 

一応進学校だったから、大学受験の勉強もしていたけど全然分からない。ってか「どこが分からないのか」が分からないんだ。そんなことってマンガだけかと思ってた。

 

今日も塾の先生と正面衝突してやった。

 

「チクショウ……あのジジイ!もっと丁寧に教えろよ。解説書だけ渡しやがって!こうなりゃ、どっちが先に折れるかじゃ。コチトラ明日の朝まで教室にいてやってもいいんだぞ!」

 

通っていた塾が問題が終わるまで帰れないシステムだったので、こんなやりとりもしょっちゅうだった。

 

結局、終わったのは午前2時過ぎ。帰り道、新聞配達のオッサンが営業所で準備を始めてたっけ。

 

 

 

……っと

イヤホンから明るく賑やかな声が聴こえてきた。

深夜の時間帯。人通りなんか全くない自宅までの帰り道を、一人で歩くのにラジオは必需品だった。

 


「こんな時間までラジオの仕事も大変だな……」

 


大してラジオを聴くわけでもなく、ただただ一人の寂しさを紛らわすために流していたいつもの番組だが、今夜は少しだけ違った。

 

 

 

「……リク…kは、あm……hる…んで、“わt…ちは……dしょ……”です!」

たまたま電波の弱いところを歩いていたのか、曲名が全然分からなかった。ただ、その曲は俺の心の中をほんの少しであったが明るく照らしてくれる。そんな曲だったのを何年か経った今でも覚えている。

 

 

 

……あの場所に立ちたいと いつまでまでまでも  

希望捨てちゃいけないよ  願いを叶えましょう……

 

 

 

 

今思えば、有名アーティストの曲ようなカッコ良さも人生の深さを歌った歌詞では全くなかった。むしろ言ったら悪いが幼稚な曲だ。
曲名も歌っている人の名前も分からない。

 

だけど、どうしてもその歌をまた聴きたくなった俺は、記憶を辿り、覚えている歌詞を思い出し、Googleで検索していった。

歌っている人が「天海春香」という、当時自分と同い年のアイドルということを知ったのはそれから間もないことだった。

 


俺はアイドルというヤツのことをあまり良い目で見ていなかった。クラスにもアイドルファンが何人かはいたのだが、良い歳にもなって何考えているんだって思っていたからだ。

 

 

あれだけ、良い目で見てなかった「アイドル」から伝わったモノ。彼女にしかないチカラは、確かに俺を変えようとしていた。

 

 


小さな頃から追いかけようとしていた夢。

勉強が出来ない。何の取り柄もない。何にもない……

捨てようとしていた希望。どうせ上手くいかない。

 


……当たり前じゃないか。進もうとしていないんだから。

立ちたいと願った場所への行き方は一つだけじゃない。飛行機で行ったって、船で行ったって、歩いていったっていいんだ。いいはずじゃないか。

 


……その日から俺は取り敢えずガムシャラに生きてみることにした。勉強も分からないなら分からないなりに基本から立ち返ってみた。部活が終わって靴箱に眠っていたランニングシューズを引っ張り出して、毎朝走ってみることにした。

気持ちが乗ってくるにつれて、友達との関係も良くなってきた。そもそも俺が勝手に悩んでいただけだったのかもしれないが……

 


この方法が正しいとは少しも思わなかった。でも、この時は確かに生きてる実感があった。

結局、大学受験には間に合わなかったが、それでも後悔はしていなかった。

 


ただ、あの時は「伝わったモノ」の正体は分からないままだった。

 

 

 

 

 

 

 


「………さて、続いてのお便りです。東京都のペンネーム『ヒナタぼっこさん』からいただきました!ありがとうございます。可愛いペンネームですねっ(笑)

いきなりですが、私は春香さんに助けられたことがあります。

 


って……えええ⁈ そんなことあったかなあ?もしかして、近所のおばあちゃんかな?由奈の弟かも! ……あっ…続けます続けます(笑)

 


だいぶ前になりますが、私が進路で悩んでいた時に春香さんの歌う曲に出逢いました。その歌のおかげで、そして春香さんのおかげで今の自分があると思うのです。恥ずかしながら、このラジオ以外の春香さんの番組やドラマなどを見させていただいて、春香さんの芯の強さや優しさがきっと私を支えてくれたんだろうと勝手ながら感じています。それはきっと私が持っていない、春香さんのチカラだったのかもしれませんね!

ラジオのふつおたとは少し違うかもしれませんが、お礼を言わせて下さい。ありがとうございました!

 

 

 

……素敵なお手紙ありがとうございますっ!

 


……私はねっ。強くなんかないんですよ?もしかしたら優しくなんてないのかもしれない。

ヒナタぼっこさんがね?悩んだ気持ちって私分かる気がするの。

皆さんだってそうじゃないですか?自分に自信が持てなかったり、人より劣ってみえたり、そんな時ってないですか?  あっ……ディレクターさんも?(笑)

 

 

 

ヒナタぼっこさんは自分に持ってないモノを私が持ってるっていってたけど、絶対そんなことないんだよ。

もしも、自分が変われたって感じたんだったら、それはヒナタぼっこさんがとっても努力して前に進めたってことじゃないかな。それは私なんかよりずっとずっと心が強くないとできないことだと思います!

その前に進んだほんのきっかけに私がなれたんだったら、嬉しいですね!

 


……えっt?天海さんは楽屋のお菓子をダイエット中もコッソリ食べてるから?心は強くないね……って?

ハイハイ、そうですよ。どーせ私は優柔不断な人間ですよ〜。

 

 

 

 


きっと私が持っているモノは誰でも持っているものだと思うんだ。謙遜とかそんなのじゃなくて!…ね?

あとは自分を信じてあげられる。自分が願った夢を信じてあげる。なりたい自分を信じてあげる。それだけじゃないかな。

初めは怖いかもしれない。心が折れそうになるかもしれない。でも、そのくらい一生懸命向き合えてる人ってカッコいいと思います。

……夢って見上げたり、嘆いたりするものじゃなくって、自分がこう生きたいって思う気持ちの表れだと思うから。

ヒナタぼっこさんらしくこれからも前に進んで欲しいなっ!

 

また悩んだり挫けそうになった時は、お便りくださいね!

 

 

 

……なんだか、私なんかがこんな話していいのかな?(笑)

では続いてのお便り!千葉県のナナさんからです。ありがとうございますっ!

………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙が止まらなかった。

このお便りを読まれた数分が、とてつもなく長い時間に感じられた。

 

 

 

俺はずっと背中を丸めて生きていた。

勉強が出来ない自分に嘆き、何の取り柄もない自分に自信をなくし、いつも誰かからの評価に怖がっていた。

 


だから、彼女の「自分を信じて」という言葉。その言葉が響いたのは、ずっとずっと誰かに信じてもらいたかったからなんだ。

俺自身を真っ先に信じられるのは他の誰でもない、自分自身なんだと思った。

 

 

 

多分彼女は、自身が言うように俺と何も変わらない「普通の女性」なのだろう。

ただ、彼女は自分自身を信じることをやめなかったんだ。どんなに転んでも失敗しても、転んだ自分さえも受け入れて、全部ひっくるめて信じてあげられる。そんなひとなんだ。

 


あの日、彼女の歌から「伝わったモノ」の中には彼女が彼女自身に向けたエールが含まれていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

……よしっ!頑張ろう!だってもう俺は俺自身を信じられるから。

そしてきっと彼女のような人になってみせる。果てしなく遠い道のりかもしれないけど、歩いていればきっとたどり着ける。ダイジョウブ!

 

 

 

 


ふと見上げると、月明かりに照らされた下宿先の桜の蕾が明日にでも咲きそうになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

(数年後)

 

「えっ?立入検査だなんて聞いてないですよ!事務所のみんなはお仕事でいないし、社長と小鳥さんは出張で留守だし……。そんなっ!あと10分で戻るからって!プロデューs…って切れてる……。」

 

 

 

急にプロデューサーさんから電話があったかと思えば、今日は事務所の消防の立入検査だとかで……。予定の時間に遅れそうだからしばらく対応していてくれって、そんな急に言われても私、難しいこと分からないよ〜。法律とか?機械のこととか?

ええっと……どうすればいいんだろう(泣)

 

 

 

ピンポ〜ン

 


……来たっ!

 


「……は〜い」

 


「こんにちは!東京消防庁・杉並西署の者です。立入検査にお伺いしました。」

 


事務所の扉を開けると、ふたりの精悍な青年が2人立っていた。

 


「こんにちは、今日はお忙しい中ありがとうございます。担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?」

 


「すっ……すみません。〇〇は今不在でして、あと10分程で帰ると連絡があったのですが……。申し訳ないのですが、しばらく中で待っていただけないでしょうか?」

 


「そうですか。分かりました!時間にも余裕がありますし、待たせていただきます。あっ……本日担当させていただく“松本”と“日向”と申します。ホラッ!」

 


「日向颯太といいます。今日の主担当を務めさせていただきます。よろしくお願いします!」

 

 

 

 


私と同い年くらいのその青年からは何処か懐かしい雰囲気が漂っていた。

 


「えっと?日向さん?ってどこかでお会いしたことがありましたっけ?」

 


「いえ、お会いしたことはないと思います。……ですが……。」

 

 

 

 

 

 

今まで力強い顔つきだった青年がみせた屈託のない笑顔には、私が持っていないような大きな優しさと強さが確かにあった。

 

 

 

 


【あとがき】

 


読んでいただきありがとうございました。薫る風と申します。今回の春香のショートストーリーいかがでしたでしょうか?

春香の誕生日に合わせて作ったはいいものの、ホントに短時間で書いたので話の繋がりがめちゃくちゃです    (´∀`*)何卒!何卒おお!

 


さて、今回のお話は春香ではなくとあるファン?が主人公です。皆さんはアイドルに影響されて、何か小さなことでも構いません自分が変わっていったという経験はありませんか?

この少年はかつての自分自身に自信が持てなかったと言っています。そして、春香の歌によって何かを感じた。それがきっかけで一歩ずつ前に進めた…と。

「わたしが持ってるモノは日向くんも持っている」といっていましたが、これは決して自分を卑下しているわけでもないんだと思うんですよね?


自分自身を信じることというのはとてつもなく難しいことだと思います。誰にでも出来ること。それが途方もなく難しい。

 


それを春香然り、アイドルのみんなは一歩ずつ積み重ねていっている。

初めは小さな一歩。それがいつしか大きな勇気となって夢へと繋がっている。その心の強さのようなものが、春香の魅力の一つなんじゃないかと思います。

 

 

 

さて、最後を「ですが……。」で締めくくった日向くん。この後プロデューサーが帰ってくるまでの間、春香からもらったものの話をしたのでしょうか?気になりますね。

 

 

今は先行き不透明で不安な世の中ですが、いつかこの冬が明けるでしょう。その日まで皆さん体調にはお気をつけて!

 


最後になりましたが、全てのアイドルマスターが大好きな皆さんに感謝を込めて!

 


そして春香、お誕生日おめでとう!

 

 

 

*引用楽曲

 


『私たちはずっと…でしょう?』

作詞:畑亜貴  作曲 佐々木宏人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【春香SS】夕陽と夢と舞乙女

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日が暮れるのがだんだんと早くなってきた。

それもそうよね?だって今日は冬至だもん。今日の夕ごはんは「かぼちゃのグラタン」にしようかなぁ。煮付けでもいいんだけど、それだとあんまりありきたり過ぎる。グラタンなら家族みんな好きだし、今日は一段と寒いからあったかいものがいいよね!

最近料理ができるようになってきたということもあって、なんか少しでも凝ったものを作りたいという衝動に溢れている。私の悪いところが出てしまっている……

 


……あっ!シチューっていう手もあったかな。

 

 

 

この季節になると、とある人のことを思い出しちゃう。っと言っても彼氏とか片思いしてた人とかそんなんじゃないんだ(笑)

 


去年の今頃。私たちの学校に教育実習の先生がやってきた。確か3人くらいいたのかな?

その中の一人の先生が、当時1年生だった私たちのクラスに実習生としてきたんだ。

蒲池(かまち)先生。チョット呼びづらい名前だったから、私たちは下の名前で「泉美(いずみ)先生」って呼んでた。

担任の先生とかは結構お歳を召した先生方が多かったから、泉美先生のような歳の近いお姉さんがやってきて、勉強のことだけじゃなくて普通に友達みたいな会話もしてた。今思えばすごく失礼だったかもしれないね……(笑)

 

 


「泉美先生!昨日の『マルモのおきて』見ました?」

「ゴメンね、天海さん!まだ見れてないの。今日の授業の準備がなかなか終わらなくって…」

「ええ〜、昨日の愛菜ちゃん可愛かったのに!先生も実習大変かもしれないけど無理しないでくださいね。」

「ありがとう。あっ!もう次の授業始まるわよ!準備準備!」

 

 

 

泉美先生は現代国語の先生で、私たちがちょうど習っていた「舞姫」の単元をめちゃくちゃ深いところまで教えてくれた。小学生の頃の授業は身の回りの「なんで?どうして?」を解決していく面白さがあったのに、高校生になると何かにつけては「受験だ、模試だ」の勉強になっちゃって……。なんだか久しぶりに「ああ!勉強したな」って授業だったなあ。

 


だけど……(笑)

 


舞姫」から話は脱線に脱線して、好きな小説の話になったんだ。なんでそうなっちゃったのかって思うでしょ?現に受けてる私たちも不思議だったよ。

確かに、豊太郎とエリスの話から「先生に彼氏いるんですか?」って聞いた男子も男子だけど、それに乗っかってハンドルを大きく左に切った先生も先生ですよ…。

 


案の定、授業は50分では収まらずに次の「学活」まで伸びちゃった。担任のおじいちゃん先生苦笑い。泉美先生も苦笑い……。

 


でもね、面白かったよ!私、「こころ」とか「舞姫」のような近代小説って苦手だったんだけど、あの時の授業で興味が持てたもん。

ただ、隣の席の由奈だけは「結婚の約束までした女性を幸せにできん男が、家とか国とか言ってんじゃねえ!」ってキレてたけど……。

 


…………私ね?見つけちゃったんだ、先生の良いところ。

なんで、授業がこんなに長くなっちゃったのかっていうと、泉美先生が私たち生徒一人一人の話を最後まで聴いていたから。どんなに些細な答えでも、先生はちゃんと考えて向き合ってくれたからなんだ。

 


あとで先生は指導教官にめちゃくちゃ怒られたみたいだけど、私はそんな泉美先生の授業、好きだったよ。

 

 

 

 


他にも授業だけじゃなくて、放課後には私がマネージャーをしているチア部に遊びにきてくれたり……。

先生らしい先生じゃなかったかもしれないけど、私たち生徒と同じ目線でありのままで接してくれる泉美先生と一緒にいると、何だか自然と笑顔になれた。

 


長女でお兄ちゃんやお姉ちゃんに憧れていた私にとって、その3週間は本当のお姉ちゃんができたような、そんな気分だった。

 


「天海さんの笑った顔、素敵ね!みんなからもよく言われるでしょう?」

「ええ〜そんなこと初めて言われましたよ(笑) 」

「ホントに?天海さんこそ先生に向いてると思うわ。」

「やったあ!じゃあ目指してみようかな〜」

「あら?天海さん将来なりたいものないの?」

「ん?……う〜ん(笑)」

 

 

 

『先生か……』

 

 

泉美先生からの一言がどこか引っかかりながら、でも深く考えはせずにいつしか忘れちゃっていた。

 

 

 

 

そんな、泉美先生との教育実習も終わりに近づいた頃。

 

1年生の終わりともなるとそろそろ将来のことを考えなければいけなくなってきた。

 


「おーい、そんじゃ進路希望表配るぞ〜。提出期限はもうちょっとあるから、家族の方としっかり相談して出してくれな〜」

担任の先生から進路希望表が配られた。

 


……進路…かあ……

 


逃げようと思っていたわけじゃない。昔から追いかけ続けてきた憧れは確かにある。

ただ、それを自分が胸を張って言えるのか。家族から反対されるんじゃないか。最近ではそんなことを思うようになっていったのね。

 


私も同級生と同じように、大学受験して女子大生になって、そしてOLになって……

…なんだ……思ってたより楽しそうじゃない。今だったら、どんな企業がいいのかな?これからはもっともっとコンピューターは進んでいくだろうし、IT企業になるのかな。そうなると、パソコンとか覚えなきゃ……。でも……先生もいいかも。楽しそうだし……。

 

 

 

思い返せば、この時私はどんな顔をしていたんだろう?

その後のホームルーム。部活中も心がどこか引っかかったような、そんな感じだったことだけは覚えている。

泉美先生からの「夢」という言葉が今更ながら気になり出した。

 

 

 

 


「天海さん!」

帰り道、泉美先生の声に呼び止められた。

「あっ… 先生も同じ帰り道だったんですね。」

「そうなの!もしお邪魔じゃなかったら一緒に帰ってもいいかな?」

「もちろんですよ。そうだ!先生!昨日のドラマみました?……」

 

先生と話している時間はいつも楽しい。ホントに友達と話しているような感じがする。

それなのに、今日は何だろう……。どこか変な感じがする。ココロが不安定っていうのかな?どこか想いは遠くにあるような気がする。

冬のピンと張り詰めた空気の中、その想いはどんどん募っていく。

 


「先生ももうすぐ実習終わりですね?」

「そうなんだよ。なんだか寂しいなあ〜せっかくみんなと仲良くなれたのに。」

「先生の授業、楽しかったですよ。チアの練習も見にきてくれたましたよね!実習が終わっても遊びに来てくださいね?」

…………

 


なんだか、ココロが今しかないって言っている気がする。泉美先生にこの気持ちを聞いてほしい。

 


「…………天海さん。なんか考えてることあるでしょ?」

 


泉美先生は、やっぱり先生だ……。すごいね。

 


「……分かるんですか?」

「今日のホームルームの時間から不安そうな顔してるんだもん。らしくないなって思って……。ごめんなさい、大きなお世話だったかしら(笑)」

「そんな…こと……」

 


ああ。もうだめだ……涙が出てきちゃった。我慢しようと思ってたのに……。泉美先生には泣いた顔見せたくなかったのに……。

 


「……天海さん?」

「ごめんなさい!先生。ホントは泣きたくなんかないのに……。………話してもいいですか?」

「私なんかでよかったら。」

 

 


それから、わたしは自分の夢について話した。小さな頃に出会った歌のお姉さんのこと。歌を歌うのが好きなこと。誰かを笑顔にするのが好きなこと。

こんなこと誰にも話したことなかったよ。自分の夢に対する迷いや家族への想い。そして自分への疑い。

泉美先生は静かに私の話を聴いてくれた。頷きながら、真っ直ぐ。だけど優しい眼差しで。

 


「ちっちゃな時からずっとなりたかった!いつか一緒に歌ってくれたお姉さんのような人になりたいってずっと思ってきた!周りの人を笑顔にできるアイドルになりたいって!でも、その夢が現実のものになろうとしてきたら、わたし本当にこれでいいのかなって思えてきて……。もしかして、自分で「アイドルにならないといけない」って思い込んでるだけなんじゃないかって……それでっt……」

 


「春香ちゃん!」

 

「……っ⁈」


「一緒だよ。」

 

「えっ?」

 

「わたしも一緒だよ。春香ちゃんとおなじ高校生の時も、そして今も……ね。私も先生になることが小さい頃から夢だったの。小学4年生の時の担任の先生が凄くカッコよくて、憧れたんだ。そこからず〜っと追いかけ続けて……。」

 

「じゃあ、もうすぐその夢が叶いそうなんですね。」

 

「……でもね?周りの人から反対されちゃってさ。『憧れだけじゃ続かない』とか『子供を嫌いになる覚悟はあるのか?』とか。進路指導とか面接とかやってるうちに、勉強のことや資格のこと、本当は思ってないようなこと。色々と飾りが付いちゃって……。気付いたら『あれっ?私の夢ってこんなのだったかな?』ってなったんだ。

 

 

 

夕焼けの空は少しずつ夜へと近づいている。河川敷の道はさっきよりも少し暗く、遊んでいた子供たちは帰り支度を始めていた。

 

 

 

「…………先生は…。先生は諦めなかったんですね?」

 

「だって、どうやって諦めたらいいか分からなかったから。」

 

「……⁉︎」

 

「そうじゃない。まだスタートラインにすら立ってないんだよ、私たち。アイドルだって、先生だって、諦める理由がないじゃない! 2週間教育実習やってみて、思い通りに授業は出来ないし先生にも怒られた。一般常識なんじゃないかってことすらも出来てなかった。それでも春香ちゃんや生徒のみんなと色んな話をして、やっぱり私は先生になりたいって思ったの。」

 

「先生は、先生ですよ。私の悩みを聴いてくれて、授業も分かりやすくて……。でも私は歌も上手くない、ダンスだって得意じゃない。なんの取り柄もないのは私がよく知っているんです。」

 


本当はこっちの悩みの方が大きかったのかもしれないね。家族やアイドルになることの難しさにかこつけて、自分に自信が持てなかったんだと思うの。

 


「私はアイドルのお仕事のこと知らないけど、歌やダンスだけがアイドルの全てじゃないんじゃないかな。春香ちゃんと知り合ってまだ2週間だけど、私は春香ちゃんの精一杯の優しさを知ってる。不器用だけどあったかい優しさを知ってる。その優しさはきっと誰かを笑顔にできるわ。」

 


「本当に……そう思います?」

 


「春香ちゃん……春香ちゃんの夢って何?」

 


「私の夢は、歌が大好きで……歌で幸せな気持ちを届けられるような……。そんな人になりたいって思って……。……違う。……そんな人になり…たい。」

 

「もしもね?そのなりたい自分が単なる『憧れ』なら、音楽の先生の道だって作詞家さんの道だって叶えられる道はたくさんあるわ。でもそれが『夢』なんだとしたら、アイドルが夢なんだったら、私はその道を歩いて欲しいな。」

 

「『憧れ』じゃなくて『夢』なんだったら。」

 

「みんな始まりは自信なんてないはずよ!不安で悩んで、疑心暗鬼になって……。だけど、夢を本気で願った春香ちゃんの心は、もうなりたい自分の心になっているから!あとはその心に自分が近づいていければいいのよ!きっと!」

 

「こんな泣き虫で、なんの取り柄もない私でもアイドルになれるかな。」

 

「もちろん!人の優しさや悲しみを誰よりも知っている、分かち合おうとするあなたはみんなを笑顔にできるアイドルになれるよ。こんな真剣に悩んで見つけた夢は、なりたい自分になるための証拠なんだから!」

 

 

 

さっき、暗くなりつつあった夕焼けの空は思っていたよりも優しい色をしていて、明かりが灯り出したマンションと合わさって、やけに綺麗だったのを今でも覚えている。いつもの通学路の風景がこんなに綺麗だなんて気付かなかった。

 

私と先生は静かに変わりゆく空を眺めていた。

 


「春香ちゃん、歌好きよね?」

先生は鞄の中からウォークマンを取り出すとイヤホンの片方を私の耳に、もう片方を自分の耳に持っていき、

「私ね?挫けそうになったり、自分の夢に迷いが出てきたりしたときにこの曲を聴くの。私、言葉で伝えるの苦手だからこの曲は私から春香ちゃんへのメッセージだと思って欲しいな。」

 


使い込まれて、傷だらけになったウォークマンからは透き通った、だけどどこか力強い歌声が流れてきた。

 

 

 

♬〜あの微笑みを忘れないで

Forget your worries and gimme your smile

心の冬にさよならして

走り出そう 新しい明日へ〜♪

 

 

 

 

「先生。私、前に進んでみます。やっぱりこの夢に出会えたんだから、この夢を追いかけることで自分が変われるんだったら、私は自分に嘘をつきたくない!」

 

「うん、春香ちゃんだったらダイジョウブ。負けないで、あなたらしく夢を追いかけて。」

 


すっかり暗くなった夜の空ではっきりとは分からなかったけれど、そう答えた先生の目には何かが光って、尾を引いたような気がした。

 

 

 

 

 

 

 


結局、今日の夕ごはんはカボチャのシチューに決めた。

 


いつも買い出しにいく商店街は年末のセールということもあっていつも以上に賑わっている。

 

 

 

こんなに人が多いんじゃ、買い物するだけでひと苦労だよ。失敗したなぁ……。今日は寒いし、早く買ってウチに帰ろっと。

 

 

 

「……天海…さん?」

ふと後ろから声をかけられた。優しくて懐かしい声。

 


振りかえるとスーツ姿のお姉さんが駆け寄ってきた。

「先生!」

 


「やっぱり!天海さんだ。久しぶりね」

 


「あれ?先生どうしてここにいるの」

 


「うん。みんなのお陰でね。本物の先生になれて、来年から天海さんの高校で教えることになったの!」

 


「本当?すごいね!やった~!!」

 

 

 

 

 

 

先生。今日の私はちゃんと笑えているかな?

 

 

 

 

 

 

【あとがき】

読んでいただきありがとうございました。薫る風と申します。今回の春香のショートストーリーいかがでしたでしょうか?年末年始にかけてバタバタしながらぼちぼち書いていましたので、繋がりとかおかしな部分も多いと思います(*´-`) 何卒ご容赦ください。

 

さて、今回の春香は自分の夢に対する不安を持っています。アニメやゲームの世界での彼女は『夢』に対して真っ直ぐに向き合っていますね。それがカッコ良くもあり春香らしさなんでしょうが、彼女も一人の高校生。心のどこかでは夢に対する不安や疑いもあったのではないでしょうか?大人は諦めなければ夢は叶う!なんて言いますが、現実はそんな甘いものではないですよね。多分、春香自身もそのことについては痛いほど理解していると思います。ですが、彼女が小さい頃から憧れ続けたアイドルという夢。諦めようにもどうやったら諦められるのか分からない。そうゆう期待と葛藤の中で高校生活を送っていた時期もあると思います。

ちょうどこのSSを書いている時期はセンター試験前。凄く悩んで選んだ道も、なんとなく選んだ道も、その道の途中にはたくさんの景色と、教えと、発見があるのではないでしょうか。

これはそんな春香がアイドルになるかならないかを迷っていた。今よりちょっとだけ前のお話です。もしかしたら、そんなこともなく猪突猛進モウモウ進で真っ直ぐに突き進んで行ったかもしれませんし……笑。読んでいらっしゃる方のイメージに合えば幸いです。

 

さて、今回登場しました。泉美先生。察しの良い方は気付いていらっしゃるのではないでしょうか?とある歌手の方をモデルにして描かせていただきました。この方の歌う曲は凄く綺麗で、歌詞も素敵で、本当に心に響きますね。大好きな歌手なんです。

 

今回もあとがきが長くなってしまいました。また機会があればちょこちょこ違った一面を書いてみたいと思います。

最後になりましたが、全てのアイドルマスターが大好きな皆さんに感謝を込めて!

 

 

*引用楽曲

『あの微笑みを忘れないで』  ZARD

作詞:坂井泉水   作曲:川島だりあ

 

 

 

 

 

 

 

 

【春香SS】鈴とお茶とハンバーグ

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いい香りがする。懐かしい香りだ。

冬の真っ青な空は、夏のギラギラした空とはまた違って吹き抜けるような感じがして好きなんだ。街も少しずつクリスマスのイルミネーションが目立ってきてワクワクしちゃう。段々と寒くなってきた空に流れるその香りは心をほっこり温めてくれている。ちょっとしたことなのに知らず知らずのうちに家に帰る足が早くなる。

『どこかで茶葉を焙じているんだなあ。』
さわやかな中にも心を落ちつかせてくれる深い香りは、幼い頃の思い出を運んできてくれた。
……この香りはおばあちゃんの香り……。

おもむろに目を向けた鞄には友達と買ったキーホルダー達と一緒に、色あせた小さな鈴が付いている。
「……おばあちゃん元気かな。」



まだお父さんとお母さんが共働きで忙しかったころ、私はよくおばあちゃんの家に遊びにいっていた。おばあちゃんの家はおじいちゃんがまだ若かった頃に自分で建てたって聞いたことがある。
「おばあちゃんはこれでもモダンガールだったのよ。モテて仕方がなかったんだから。どうやっておじいちゃんが射止めたのか不思議だわ」
と自慢げに話すおばあちゃんの顔は少し赤くなっていて照れているようだった(笑)

おばあちゃんのお気に入りの場所は日当たりのいい縁側。おじいちゃんがおばあちゃんと歳をとった時に一緒に日向ぼっこしながらお茶を飲めるように作ったんだって。
それを知ってか知らずか、おばあちゃんはよく縁側でお茶っ葉を焙じていた。火鉢に炭をくべて奉書紙に乗せた茶葉をこまめに揺すってあげてると、ほのかに香ばしい匂いがしてくる。私が遊びに行くとよくこうしてお茶を焙じてくれていたので、この香りがするとおばあちゃんを思い出してしまうんだ。

私が料理を作るのを好きになったのは、多分おばあちゃんの影響が大きいと思う。私はまだお料理本とかクックパッド見ながら作ることが多いんだけど、おばあちゃんは初めて作る料理でもササっと作っちゃうからすごい。それも和食洋食中華なんでもござれ……。

この前のバレンタインの時に「ガトーショコラ」を一緒に作ったんだけど、もうお店で売ってるようなケーキができて、あの時は本当に驚いた。私が一人で作った時には、ショコラの中に空洞ができちゃって陥没しちゃったんだけど、おばあちゃんが作ったら膨らみすぎもせず、ちょうどイイ感じで。
おばあちゃんに聞いたら、初めて作ったんだって!凄くない(笑)
お砂糖も牛乳も目分量だったのに……ホント魔法でも使ってるんじゃないかな。

なんでそんなに料理が上手なのか聞いたことがあるんだけど、
「ばあちゃんの勘ってやつなのよ(笑)」
だって。

初めておばあちゃんと料理をしたのは、どのくらいだろう?
……ああ、そうだ。

あれは小学校3年生とか4年生くらいの頃。お父さんとお母さんが喧嘩したときだったっけ。なんとか二人に仲直りして欲しくて、考えに考えたのがみんなで一緒にご飯を食べるってことだった。でも、一人で料理なんかしたことなかったから、おばあちゃんに手伝ってもらったんだ。メインのメニューはハンバーグ。ありきたりかもしれないけど、家族みんな大好きな料理だったし、確かちょっと前見たテレビでハンバーグのお店が映ってたんだよね。お父さんが
「あ〜今度のお休みにみんなでハンバーグ食べに行きたいな」
って言ってたの思い出したんだ。

料理って不思議。材料を買ってる時から、食べてもらいたい人のことを考えてるんだもん。「お父さんは嬉しいことがあったら、このビールを飲んでるなあ」とか
「お母さんはお味噌汁作るときには、この具材とお味噌使ってるなあ」とか……。

作りながらね……
「お料理はね、食べて欲しい人の事を想って作れば絶対に美味しくなるから。春香ちゃんのことを思って作った料理はからだを大きくさせてくれるし、春香ちゃんのことを思っているまごころは心を大きくさせてくれてるのよ」
「私のからだだけじゃなくて、心も?」
「そうそう。だから、おばあちゃんね?今日春香ちゃんがお父さんとお母さんにご馳走したいって言ってくれた時嬉しかった。こころが辛くなったときに一番の特効薬はみんなで一緒にご飯を食べることだから。」

これが私が料理が好きな原点なのかもしれない。あの日作ったハンバーグは小学生の手で作ったから、ちっちゃくてとてもテレビでみたおっきなハンバーグじゃなかったけど、世界で一番美味しいハンバーグだったと自分で勝手に思ってる。

おばあちゃんの料理の勘はきっと、家族のことをずーっと思い続けていたから。
だから、おばあちゃんの手は本当に魔法の手なんだと思う。



ある日おばあちゃんが病気になった。



お父さんとお母さんはおばあちゃんに付きっきりになり、交代で病院へ通うようになった。私も中学校が終わるとバスに飛び乗って病院までお見舞いに行くようになったっけ……

病室で寝ているおばあちゃんはハンバーグを教えてくれた時とは別人のようだった。ほっぺたが桃色でいつも可愛かった顔が、まるで絵本に出てくる悪い魔女のような顔になっていた。
「おばあちゃん元気?」
わざと明るく声をかける。元気かどうかなんて見ればわかるのに……」
「あ〜春香ちゃん。今日も来てくれたのね。学校はどうだったの。」
「今日は体育でね〜……」
他愛ない会話をしていたけど、どんなに楽しい会話に持っていってもおばあちゃんに笑顔は戻らない……。居ても立っても居られなくなった私は、よくおばあちゃんとやっていたオセロを取り出した。ちょっとでも気が紛れないかなって思って、家から持ってきていたのだ。
「……そうだ!おばあちゃん、オセロやろうよ。時間あるでしょ?」
「あら……。ウチから持ってきてたの?…………ごめんね。どうしても体が辛くてね……。せっかくなんだけど……」

それから、何をおばあちゃんと話したのかはっきりと覚えていない。
ただ、心に残ってたのは「なんとかしなきゃ……」って思いだけ。あんなに元気だったおばあちゃんが、台所に立つのが大好きだったおばあちゃんが……こんなことになるなんて夢にも思わなかったから。

でも、私に何ができるのか全然分からなかった。

そんな時、隣町に無病息災の神さまを祀っている神社があることを聞いた。無病息災ってもう遅いのかもしれないけど、何もしないで後悔する方がイヤだったからすぐにお参りに行った。
その神社は決して大きくはなかったけど、鎮守の杜に囲まれていてきっと本当に神さまが居そうな気がしたっけ。お参りしながら、おばあちゃんとの思い出が次々と蘇ってきて……周りに人がいるのに、涙が止まらなくなった。

「このままおばあちゃんがいなくなったらどうしよう……イヤだよ……。わたしまだ何にもしてないもん……イヤだよう……」
もしも、本当に神さまがいるんだったら、もう一度おばあちゃんと一緒にお料理したい。
……そんなことをお願いした。



次の日、病院に御守りを届けに行った。

「ごめんね、おばあちゃん。私には神さまにお願いしに行くことくらいしか出来なかったよ」
……病室では泣かないって決めてたのに、ぽたぽたと涙がこぼれてきた。

「泣かないで、春香ちゃん。ありがとうね、そんなに思ってくれて嬉しいわ。……大丈夫。大丈夫だから。」
「……おばあちゃん、元気になったら一緒にハンバーグ作ろう。オセロもしよう。」
「ええ!もちろん。ハンバーグだけじゃなくてたくさん春香ちゃんの好きなもの作ろうね」

それから少しの時間だったけど、おばあちゃんと色んな話をしたんだ。学校のこと。料理のこと。好きな音楽のこと。
……帰りがけ。

「そうだ。春香ちゃんが新しい御守りくれたから、私の御守りを春香ちゃんにあげようね。おばあちゃんきっと元気になるから、約束の印……ね?」

見ると小さな鈴の御守りだった。
「ありがとう!おばあちゃん。約束だよ。きっとだからね。」
もう……また泣いちゃうじゃない……おばあちゃん……
チリンチリンと鳴った鈴が「ごめんごめん」って言っている気がした。



いい香りがする。懐かしい香りだ。



その香りは私の家から流れてきていた。
玄関先でちょっと足を止めて、思わず笑顔が溢れる。

「ただいま!」
「おかえりなさい、春香ちゃん!」

笑顔の私以上に笑顔の可愛いおばあちゃんがそこに立っていた。



あとがき

読んでいただきありがとうございました。薫る風と申します。春香のショートストーリー如何でしたでしょうか。これを書こうと思った経緯は、「天海春香学会誌」という同人誌企画で、同じようなエッセイを書かせていただいたのですが、なかなかまとめきらない部分が出てきてきまいまして、こうして個人的に文章にしてみました。
これまではブログの中で「天海春香ってこんな子だよ」ってな感じで書いていたのですが、エッセイのような形で書くとまた違った一面もあるのではないかと思い、チャレンジしてみた次第であります。読んでいらっしゃる方のイメージに合えば幸いです。
さて、今回は春香とおばあちゃんのお話です。なかなかおばあちゃんとのストーリーは描かれていなかったような気がするのですが、こんな時春香だったらどうするかな?どんなことを思うのかなと想像しながら文章にするのは面白かったです。私自身、おばあちゃんっ子で半分は祖母に育てられたようなもので、口うるさく感じながらも冗談も言いつつ感謝もしつつってな感じです。春香もそんなことを思うのでしょうか?優しい春香でも、おばあちゃんのいうことが口うるさく感じることがあるのでしょうか?(笑)
是非一度のぞいてみたいものです。
出来る公式の設定に近いように書いたつもりですが慣れないもので、もしかしたらおかしな部分があるかもしれません。
また機会があれば別の一面を描いてみたいですね。

最後になりましたが、全ての春香P、春香ファン、アイドルマスターが大好きな皆さんに感謝を込めて!

(↑あとがき長っ!)